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論文

原発事故から今現在の森林の状況(今後の森林未来予想図); F-TRACEプロジェクト: 住民の安全・安心確保のための科学的根拠の積み上げを目指して

宮原 要; 新里 忠史; 飯島 和毅

林業福島, (597), P. 5, 2014/05

日本原子力研究開発機構の福島環境安全センターでは、2012年11月に「福島長期環境動態研究(F-TRACE)プロジェクト」を立ち上げ、環境中に放出された放射性セシウムについて、山地の森林から河川及びダム湖を経て河口域へと至る自然環境とともに、それら自然環境から人の生活圏へと至る放射性セシウムの移動についての調査を実施している。森林における放射性セシウムの環境動態については、これまでに以下の成果が得られている。(1)森林内のいずれの地点においても、地表から5cm以内に90%以上の放射性セシウムが留まっており、土壌中の鉱物に強く収着されていると考えられる。(2)林床が落葉層に覆われている場合には、水流や土砂移動の痕跡は確認できず、放射性セシウムの移動は非常に少なく森林内に留まっていると考えられる。(3)森林内から林外への放射性セシウムの流出率は、2013年の観測では0.2から0.5%の範囲に留まっている。森林での放射性セシウムの動態については、今後とも現地調査と移動に係る観測を継続するとともに、それらに基づいた数値シミュレーションにより大局的な経年変化を把握し、住民の安全・安心の確保と帰還促進に役立てていく。

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